五色おはぎ
半世紀以上、
松山市民から
愛され続けてきた甘党の店
1949年創業の「みよしの」。 松山市内で半世紀以上も松山市民に親しまれてきた甘党の店。小さな店内には、小さなカウンターとテーブル席が4つだけという無駄の無いシンプルな作り。店内を飾っている季節の小物やオーナーの趣味的なものがどこか懐かしさをかもし出して初めて訪れたとは思えない、温かいお店です。
「みよしの」一番人気の「五色おはぎ」は、こしあん、つぶあん、ごま、青のり、きなこが見た目で楽しめるやさしい色合いと、口にふくむとそれぞれの素材と味が風味豊かに広がり、食べてしまうのがもったいないくらいの上品なおはぎになっています。
一つ一つ手作りで作るこぶりの可愛らしいおはぎには、上品なあんこが使われています。その日本の色とも言える藤色の淡い色合いが、甘いだけのあんこでないことを知らしめています。
そのあんことは、小豆の風味を消し去ることなく作り上げた深みのある甘さで、素材の美味しさを引き締めてくれています。 さらに、はかなくもスッキリと消えゆくあと口が、次の美味しさを自然に求めてしまいます。
先代からの製法を守り、作り続けてきた「みよしの」のあんこで作り上げる「五色おはぎ」、常連さんも多く閉店前に売り切れてしまうこともよくあるそうです。一度行かれてみてはいかがでしょう。